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指輪物語 |
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![]() ストーリーおじのビルボ・バギンズから不思議な力を秘めた指輪を贈られた小人のフロドは、 それをきっかけに、正体不明の敵からねらわれるはめになる。 友人のピピン、メリー、召使いのサムとともに故郷を出たフロドは、 指輪をどうしたらいいかを決めてもらうため、 エルフたちの住むエルロンドの館を目指す。 その間何度か危うい目にあい、 そのつど、魔法使いのガンダルフやストーカーのアラゴルンに助けられる。 エルロンドの館では、ガンダルフが調べまわった結果、 この指輪が、 中つ国全体に急速に広がりつつある闇の力の中心の役割をもつとほうもない物であることが 明かされる。 指輪をはめると次第に悪の力に侵され、しまいには闇の帝王と化してしまうかもしれないこと、 フロドの属するホビットという種族はその力に対する抵抗力が他の種族より大きいこと、 などもわかってくる。 指輪は姿を消すための道具だけではなかった。 フロドやガンダルフ、アラゴルンは、指輪をさがし回る闇の帝王サウロンの目をかいくぐり、 これを火山の火口に捨て去って、二度と地上に戻さないことに決める。 サウロンの手下バルログ、黒の騎士たち、ゴブリンの魔の手を逃れ、 所有欲、権力欲などに取りつかれた仲間の裏切りにもひるまず、 心の中の悪への誘惑にも打ち勝って、 フロドは見事この冒険を終わらせることができたのだった。 コメント竜さがしの物語である「ホビット、行きて帰りし物語」の続編であるこの作品は、 前作で活躍したビルボ・バギンズのおいフロド・バギンズが主人公である。 前作にただよった旅の仲間の陽気なイメージは、 この作品では暗く、不安に満ちた、苦悩のイメージに変わっている。 宝物を求める旅ではなく、宝物を捨てなければならない旅なのだ。 この物語の闇の騎士たちを、第二次大戦のナチス・ドイツの影と重ねる読者も多いという。 どこか、タルコフスキーの映画「ストーカー」の苦悩に満ちた超能力者の主人公と似通う。 表面的な光と闇の戦いは、この作品の中で、 小さな主人公フロドの経験するとほうもなく大きい内面の戦いの中に吸いこまれていく。 本当の冒険とは、人間の内面の冒険なのだということを示すドラマである。 最初、瀬田貞二著となっていた時はかなり読みにくかった。 大学の英文学の教授に訊いたところ、瀬田氏は学生アルバイトを使って訳させることがあり、 そのせいではないか、と言われた。 確かに少し前、私が東京の丸善で原書を買ったとき「あなたも○○の学生さんですか」と訊かれたことを思い出した。 現在の訳はその当時に比べ、読みやすくなっている。 ![]() 原典原書で読破しようという熱意のある方向け。3 部作を全て含む。 関連作品 |
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